大須の繁華街のほぼ真ん中、万松寺通りという万松寺ゆかりの地名の通りとは違い新天地通りに在る。NHKの大河ドラマなどたびたびマスコミに登場する万松寺は「万松寺さん」と親しまれ、からくり人形、絵馬堂をはじめとして時代を先取りした新しい大須の新名所。現在の本堂は平成6年4月の完成。

身代わり不動明王前から

亀岳林万松寺

【ブロック】 ブロックC3
宗派   曹洞宗
本尊   十一面観音菩薩
創建   天文9年(1540年)
開基   大雲永瑞大和尚(信秀の伯父)

曹堂宗、能登国総持寺末、天文9年(1540)古渡城主織田備後守信秀(信長の父)の建立。大雲和尚の開山。天文18年信秀死去。葬儀は万松寺で執り行われた。大正元年、境内の大部分を開放したことにより大須の盛り場が拡大された。戦前 秋には境内にて見せ物小屋 菊人形の黄花園(昭和12年まで)が大盛況であった。 現在パソコン関係のイベントが境内にてたびたび催される。

からくり人形

身代わり不動明王

加藤清正が名古屋城築城の際 万松寺を宿舎とし、いつも礼拝していた不動明王は、万松寺移転のおり同時に移転

身代わり餅

織田信長 元亀元年 越前朝倉攻略の帰路、鉄砲の名手杉谷善住坊の狙い打ちされたが、日頃信心深かった不動明王の加護によるものか万松寺和尚からもらい受けた千餅に銃弾があたり難を逃れたという逸話から加藤清正が命名 災難、厄除けとして

毎月28日万松寺 身代わり不動明王前にて

  午後6時より 身代わり餅が無料でふるまわれます


亀岳林万松寺

名古屋市中区大須3−29−12